ご使用方法

正しいご使用方法

正しいご使用方法で末永く使用頂ける商品です。 ​取り付け位置とその理由をご説明させて頂きます。

<取り付け位置のご確認>

浅井戸設計図

浅井戸の設置例が左図のような位置関係となります。

ポンプによって汲み上げられた井戸水は、ポンプで圧力をかけて蛇口へと送られます。

蛇口を開いて配管内の圧力が減るとポンプが作動して井戸水を汲み上げて蛇口へと送ります。

蛇口が閉じられて配管内が一定の圧力となるとポンプは停止しその圧力を維持します。

砂取器の取り付け位置はポンプの井戸側となります。

なぜ砂取器はポンプの井戸側につけるのか?

実は、トラブル報告の中に砂取器の取り付け位置の間違いに起因するものが多くあります。
ポンプの井戸側に砂取器を取り付ける理由は大きく2点あります。

①ポンプの保護が目的である為

ポンプが水を汲み上げる仕組みとして、右図のようなインペラー(羽根車)が高速回転で回り、真空状態をつくって水を吸い込み、押し出します。 砂が多く流れるとインペラーが摩耗し水を送る能力が低下してしまいます。それを防ぐためにポンプの手前に砂取器を​設置する必要があります。

②圧力による耐久年数の低下

ポンプ以降の配管には常に圧力が掛かっています。そのおかげで蛇口をあけるとすぐに水が勢いよく出てきます。 砂取器はポンプの井戸側に設置するものであり本来は少しの減圧しか影響を受けません。しかし、ポンプの蛇口側に設置した場合、ポンプからの圧力が常に掛かることとなり、水漏れや部品の破損のリスクが大幅に大きくなります。

上記2点の理由の為、砂取器はポンプの井戸側へ設置して下さい。

スペースが無い等、やむを得ずポンプの蛇口側に砂取器を設置する場合においては、ポンプが保護出来ない事と、耐久年数が大幅に低下することをご理解頂き、自己責任で対応をお願いいたします。
圧力が掛かる場合についてはポンプの能力・ご使用の環境によって耐久年数がどれくらい短くなるのか、弊社では判断しかねます。 ご了承ください。

※ 耐圧試験の実施について

弊社製造分のコーヨー砂取器につきましては、水漏れ確認も含めて全数の耐圧試験を行いクリアした製品を出荷させて頂いております。そこでは3kgf/㎠で試験を行っておりますが、3kgf/㎠の耐久性を保証するものではございません。上記理由をご理解頂きますよう​よろしくお願いいたします。

浅井戸用ポンプの圧力(ポンプ停止圧力)は3kgf/㎠以内で使用されることが多いですがご使用環境によって異なります。詳細はポンプ取扱説明書をご確認下さい。ポンプ以降に砂取器を設置した場合は​3kgf/㎠以下のご使用環境でも耐久性は大きく低下します。やむを得ずポンプ以降に設置する場合は定期的なご確認が必要となります。​

メンテナンスについて

弊砂取器は中に砂が溜まるため、メンテナンスで中の砂を取り除く必要があります。新しい井戸の場合は砂が多く上がってくる可能性が高い為、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後と砂の上がり具合を確認されることをお勧めします。あまり砂が上がって来なければ数年に1度のメンテナンスで対応出来ます。井戸やご使用の環境によって大きく異なりますので、様子を見ながら実施をお願いいたします。​

メンテナンス方法は下のボタンで閲覧できます。印刷して現場で見ながら作業されると分かりやすいです。

※洗い用の水、パッキン等交換部品の準備を整えてから作業を行ってください。

メンテナンス方法

<掃除参考動画>

「コーヨー砂取器を掃除してみました!」

砂取器メーカー | 株式会社友鉄マシン

弊社では産業機械の大型機械加工をメインに砂取器の開発・製造・販売を行っております。
詳しくは友鉄マシンホームページをご覧下さい。